特別支援学校に通うYちゃん、サンクトスの香椎教室にある発語クラスがお気に入り

こんにちは。福岡市東区のピアノリトミック教室、音楽館サンクトスの柴田由美子です。

言葉を、リズムとメロディーに乗せて楽しみながら、一緒に成長していきませんか?

Yちゃんは現在小3で、月2回サンクトスの香椎教室に通ってくれています。

ご両親はじめ周りのYちゃんへの温かい支援の中、Yちゃんいつも通うのを楽しみにしてくれています。

私も音楽や発語の側面からYちゃんの成長のお手伝いをさせて頂いています。

Yちゃんは、童謡やアンパンマンの歌など、子どもの歌が大好き

その中から、Yちゃんは好きな歌を選んで、「弾いてください」と言ってカードを渡してくれます。

まだ明瞭ではないのですが、ちゃんとわかります。

この頃のお気に入りは、「うれしいひなまつり」「チューリップ」「アンパンマンのうた」「しゃぼんだま」。

きっと学校でも歌っているのかな。

これを、何度も繰り返しリクエスト。

その間本人は口ずさんだり違うことをしているのですが、弾き終わると、「もう一回」とカードを私に差し出したり、私の手を鍵盤に持っていくのです。

おうちでも何度も聴いて一緒に歌っているそうで、メロディーに乗せると言葉が覚えやすく、楽しくなって、大きな声で歌ってくれます。

発語(自分の意思を言葉で表現する)のために、回数を重ね、心に溜めて、耳になじませて

歌だけではなく発語のために、こちらもたくさんの短文カード「あ」~「ん」までを揃えています。

最初にこのカードを使ってYちゃんに短文を聞かせたのは、今から3年ほど前まだ5~6才でした。

その時は初めて聞くものだったので、いやがってその場を離れたり、耳になじんだ歌のカードを持ってきたりと、反応は良くなっかったのです。

でも、あきらめずに簡単なメロディーに乗せて唱え続けました。

歌のカードでしばらく歌った後、短文カードで「あー、ありんこ~」などと次々にあ行を唱えるのです。

それを何度も何度も繰り返しました。

それがYちゃんにとっては、最初はなじみのない不思議なものであったのでしょうが、うちの教室に来たら何だかいつも聴こえてくるのが習慣になっていったようです。

ついに一緒に言えるように!

興味が次々と変わるYちゃんに合わせつつ、その合間に必ずその他の行を少しずつ挟み、耳になじむようにした結果、メロディーと言葉が記憶に残りだしたのか、いつしか短文カードを自ら持ってきて「これする」と言いだしたのです!

集中する時は何度も繰り返し要求するYちゃん。

そのうち、短文の最後の言葉を一緒に言えるようになりました!やったねYちゃん!

さらにうれしいことが!

支援学校でも、歌をドレミで歌う機会があるようで、チューリップの歌を「ドレミ~ドレミ~」と歌ってくれるようになりました。

ある時、Yちゃんがリトミック教材にある「ドーナツのド」「レモンのレ」「みかんのミ」のピクチャーカードを教室のリトミック教材のコーナーから持ってきました。

これはずいぶん前に、Yちゃんに歌って聞かせていたものです。

でも当時はあまり興味を示さず、そのままになっていました。

ドレミに興味が出てきているし、自分からカードを持ってきた。

これはYちゃんの可能性が引き出せそうだと、ピンときました。

道具として、ドレミの音階の卓上ベルもYちゃんが好きなので、このドレミのカードに卓上ベルのド、レ、ミを合わせて使えそうです。

わくわくしながらYちゃんに「ドーナツのドーの所で、ベルを打ってみて」

と言いながら、実際に打って見せました。

すると、Yちゃんタイミングを計ってドードドドド― とニコニコしながらベルを打ってくれたのです!

続けてレモンのレ、みかんのミも。

やったー!すごいすごい!

Yちゃん楽しかったようで、なんどもなんどもリクエストして一緒にド、レ、ミを歌ってくれました。

あとでお迎えに来られたママにそのことをお話しすると、Yちゃんの様子をとても喜んでいらっしゃいましたよ。

健やかな成長を応援<発語支援>

詳しい内容お申込み

をご覧ください。

までお待ちしています。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール